当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
今回は、DMM FXのトルコリラ円で発生した「異常レート・バッドティック」について取り上げます。
この件では、他のFX会社よりも約50銭高いレートが提示され、DMM FXは対象となる約定を取り消しました。
ここで気になるのが、
「なぜ今回は約定が取り消されたのか?」
「異常レートとスプレッド拡大は何が違うのか?」
「20銭や10銭、5銭程度の乖離でも異常と判断されるのか?」
という点です。
今回の出来事を知って、私が思い出したのが、2019年のアップルショック、いわゆるフラッシュクラッシュです。
アップルショック当時、ヒロセ通商の豪ドル円では極端なスプレッド拡大が発生しましたが、約定は取り消されませんでした。
この記事では、DMM FXのトルコリラ円で何が起きたのかを確認したうえで、バッドティックとスプレッド拡大の違い、そして私がFX会社選びで重視していることをお伝えします。
記事のもとになったYouTube動画では、画像を見ながら今回の出来事や2019年の事例を詳しく解説しています。
記事と動画をあわせてご覧いただくと、両者の違いや私が疑問に感じている部分が、より分かりやすいと思います。
DMM FXのトルコリラ円で何が起きたのか
今回の出来事は、FXや投資イベント「FXコレクティブ」を主催されている高城泰さんのXへの投稿で知りました。
高城さんの投稿によると、午前8時7分ごろ、DMM FXのトルコリラ円でバッドティックが発生しました。
そのときに提示されたレートは、他のFX会社よりも約50銭高かったとのことです。
その後、対象となる約定は取り消されました。
DMM. com証券、トルコリラ円でバッドティックが発生、約定取消に。今朝8時7分、他社より50銭ほど高いレートでした。
DMMの7分前には三菱UFJ eスマート証券でも下にバッドティックが出ていたようです。流動性の問題ですかねー https://t.co/lVAefccyTi pic.twitter.com/dSdjviz9sW
— 高城泰|FXコレクティブ (@takagifx) July 23, 2026
高城さん、いつもお世話になっております!
DMM FXの約定取消という対応は評価したい
DMM FXは、今回の件について公式に発表しました。

今回のレートは、市場価格と乖離したTickとして扱われ、対象となる約定が取り消されています。
私はまず、この対応については評価したいと思います。
通常とは異なるレートが提示されたことを認め、公式に説明したうえで、約定取消という対応を行ったからです。
もちろん、約定を取り消したから、それだけですべての疑問が解決したわけではありません。
なぜ異常なレートが提示されたのか。
今後、同じような現象が発生しないように、どのような対応を行うのか。
その点については、引き続き注目したいと思います。
ちなみに、高城さんによると、DMM FXより少し前に三菱UFJ eスマート証券でも、似たような現象があったようです。
私は三菱UFJ eスマート証券が、その後どのような対応をしたのかまでは確認できませんでした。
ですが、Xで見つけた情報では「正常レートなので取り消さない」という判断になったようです。
三菱UFJeスマート証券で発生したトルコリラ円のバッドティック
他社は3.43円前後で並ぶなか1社だけ3.16円と25pips低いレートでした。ドル円なら13円幅に相当する乖離です
同社でロスカットされ、問い合わせた方によると、「正常」レートなので約定は取り消さないとの判断に
気の毒ですね… https://t.co/UM9OpSemoL pic.twitter.com/x4GpOzv0dw
— 高城泰|FXコレクティブ (@takagifx) July 29, 2026
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約50銭ではなく20銭・10銭・5銭ならどうなる?
今回、市場価格との乖離は約50銭だったとされています。
トルコリラ円で約50銭の乖離があれば、多くの人が通常ではないと感じるでしょう。
では、これが20銭だった場合はどうでしょうか。
10銭だった場合は?
5銭だった場合は?
通常時のスプレッドが1.4銭程度だったと仮定しても、どこからが異常レートで、どこまでが一時的なスプレッド拡大なのか、利用者がその場で判断することは難しいです。
今回の件で私が疑問に感じたこと・約50銭の乖離なら異常レートと判断される
・20銭の乖離ならどうなるのか
・10銭の乖離ならどうなるのか
・5銭の乖離ならどうなるのか
・誰がどのような基準で異常レートと判断するのか
DMM FXに限らず、最終的には各FX会社が、配信レートや市場価格、当時の取引状況などを確認したうえで判断することになります。
ただ、利用者側から見ると、異常レートと判断される境目が分かりにくいという問題は残ります。
5~10銭でロスカットになる買い方はおすすめしない
今回の件から、改めて考えておきたいのがレバレッジとロスカットの問題です。
トルコリラ円やメキシコペソ円などの高金利通貨ペアを、スワップポイント目的で保有している人も多いでしょう。
しかし私は、5~10銭下落しただけで強制ロスカットになるような買い方はおすすめしません。
理由は、実際の為替相場が大きく動いていなくても、一時的なレート配信やスプレッド拡大によって、ロスカットになる可能性があるからです。
相場がほとんど動いていなくても、提示されたレートによってロスカット判定に触れる可能性があります。
もちろん、高いレバレッジで取引している人のやり方を否定するつもりはありません。
どのようなレバレッジで運用するのかは、本人の資金や考え方によって異なります。
ただし、高いレバレッジを選ぶのであれば、通常時の値動きだけでなく、異常時のレートやスプレッド拡大も想定しておく必要があります。
以下は、当サイト人気記事・トルコリラ円スワップ投資50万円資金例。
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トルコリラ円 レバ1倍未満~ハイレバ例 資金50万円 スワップ投資シミュレーション 2026年7月
スプレッド原則固定にも例外がある
FX会社の広告では、「スプレッド原則固定」という表現をよく見かけます。
一方で、その近くには小さな文字で「例外あり」と書かれていることがあります。
平常時には、その例外を意識する機会はあまりないかもしれません。
しかし、相場急変時には、その「例外」が現実になります。
原則固定と表示されていても、どのような状況でも同じスプレッドが保証されているわけではありません。
相場の流動性が低下したときや、急激な値動きが発生したときには、スプレッドが大きく広がる可能性があります。
FX会社の通常時のスプレッドだけを見て、ロスカットまでの余裕を決めないことが大切です。
異常レートとスプレッド拡大は別の話
「異常レート」と「スプレッド拡大」は、利用者から見ると似た出来事に感じます。
どちらも、普段とは大きく異なるレートが表示され、損益やロスカット判定に影響する可能性があるからです。
しかし、考え方としては別のものです。
今回のDMM FXの事例は、市場価格と乖離したTickとして扱われました。
つまり、通常の市場価格とは異なる誤配信だったという整理です。
一方で、流動性の低下によってスプレッドが大きく広がった場合は、表示された価格が厳しいものであっても、エラーではないと判断されることがあります。
ここが、約定が取り消されるか、取り消されないかを分けるポイントになります。


2019年アップルショックで一日に1100万円損失
今回の異常レートの件を知って、私が思い出したのが、2019年のアップルショックです。
アップルショックは、フラッシュクラッシュとも呼ばれています。
当時は、特に豪ドル円などが短時間で大きく下落しました。
そして、このとき私は一日で1100万円を失い、不足金も発生しました。


当時、私はヒロセ通商を使っていたわけではありません。
それでも、相場急変時の怖さを身をもって経験しました。
普段なら考えにくい値動きやスプレッド拡大が、相場急変時には実際に起こります。
当時の状況をご存じない方は、JINさんの動画「新年早々、FXで大暴落が起きて3000万円を失いました。」も参考になると思います。
動画内には、アップルショック時のヒロセ通商・豪ドル円のスプレッド拡大の様子が残っています。
JINさんの大損芸もご覧下さい笑
ただし、当時のヒロセ通商の約定は取り消されませんでした。
ヒロセ通商の事例について※2019年当時の事例であり、現在のヒロセ通商に対する評価ではありません。
※JFX株式会社はヒロセ通商の100%子会社です。
※MATRIX TRADERはLION FXのホワイトラベルです。
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DMM FXとヒロセ通商では何が違ったのか
今回のDMM FXと、2019年のヒロセ通商の事例を比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | DMM FX | 2019年のヒロセ通商 |
|---|---|---|
| 主な通貨ペア | トルコリラ円 | 豪ドル円など |
| 価格の扱い | 市場価格と乖離したTick | 流動性低下による価格 |
| 約定への対応 | 取消 | 取消なし |
| 考え方 | 誤配信 | エラーではない |
DMM FXでは、市場価格と乖離した誤配信として、対象となる約定が取り消されました。
一方、ヒロセ通商では、流動性が低下した状況で提示された価格として扱われ、取消にはなりませんでした。
この違いについて、私は分かるような、分からないような感覚もあります。
利用者から見れば、どちらも通常とは異なるレートによって、損失やロスカットが発生する可能性があるからです。
ただし、FX会社側では、その価格が誤配信なのか、市場環境によって実際に提示された価格なのかによって、対応が分かれます。
DMM FXのトルコリラ円は取扱開始からまだ1年未満
今回の出来事が起きた時点では、DMM FXがトルコリラ円の取り扱いを開始してから、まだ1年が経過していません。
ただし、取扱期間の短さと今回の異常レートに関係があるかどうかは分かりません。
確認できていないことを、今回の原因だと結び付けることはできません。
今後、同じような現象が発生するのか。
発生した場合に、どのような説明や対応を行うのか。
私は今後の対応に注目しています。
FX会社は平常時よりも異常時の対応を見る
私は2008年からFXを続けています。
FX会社を見るときは、平常時のスプレッドやスワップポイントだけではなく、異常時にどのような対応をする会社なのかを重視しています。
普段の相場では、多くのFX会社が問題なく利用できるように見えます。
しかし、相場急変やシステムトラブル、異常なレート配信などが起きたときには、会社ごとの違いが見えてきます。
- 問題が起きたことを認めるのか
- 利用者に説明するのか
- 約定を取り消すのか
- 問い合わせにどう対応するのか
- 今後の対応を説明するのか
こうした異常時の対応も、FX会社を選ぶうえで重要な判断材料になると私は考えています。
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FX会社比較|初心者向けに取引条件・スワップ・自動売買を比較
規模が小さすぎるFX会社を積極的には使わない
私は、規模の小さいFX会社も積極的には使いません。
理由は次の3つです。
- カバー先への不安
- 資本力への不安
- 異常時の対応への不安
また、利用者が少ないFX会社では、異常事態が発生したときに情報が集まりにくいという問題もあります。
自分の取引画面におかしなレートが表示されたとき、Xで検索しても誰も同じ会社を使っていなければ、
「これって自分だけ?」
という状態になってしまいます。
利用者が一定数いることや、問題が起きたときに情報を確認しやすいことも、私にとってはFX会社選びの判断材料です。
超大手だから安心とも思っていない
一方で、私は超大手だから安心とも思っていません。
コロナショック時には、スプレッドの拡大やスワップポイントの減額を経験しました。
そのとき私は、顧客よりも会社の利益を優先した対応だったのではないかと感じました。
ただし、これはあくまで私個人の受け止め方です。
大手のFX会社ほど利用者や取引金額の規模が大きく、会社として守らなければならない金額も桁違いです。
そのため、会社側としてやむを得ない部分もあったとは思います。
それでも、超大手であることだけを理由に、何が起きても問題ないと考えることはできません。
会社の規模だけではなく、過去にどのようなトラブルが起き、そのときにどのような対応をしたのかも確認する必要があります。
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過去のトラブルや担当者の対応も判断材料
私は2008年からFXを続けているため、過去に起きた出来事もある程度知っています。
また、FX会社の担当者とメールでやり取りしたり、実際にお会いしたりした経験もあります。
そのため、会社ごとの信頼度や、私自身の好き嫌いも鮮明になります。
もちろん、担当者と接したときの印象だけでFX会社を判断しているわけではありません。
過去にどのようなトラブルがあったのか。
そのとき、利用者に対してどのような説明や対応をしたのか。
こうした過去の対応も、私がFX会社を選ぶときの判断材料にしています。
迷ったら一度電話してみる
私は昔から、FX会社選びに迷ったら「一度電話してみて」と言っています。
電話をしたときのオペレーターの対応には、その会社の体質が出ることがあります。
質問に対してきちんと答えてくれるのか。
分からないことを確認してくれるのか。
利用者の疑問を解消しようとする姿勢があるのか。
反対に、説明を避けるような対応や、質問とかみ合わない回答が続く場合は、そのときに感じた違和感を無視しないほうがよいと思います。
あなたが感じた違和感は、意外と大事です。
DMM FXの異常レートとFX会社選びのまとめ
今回は、DMM FXのトルコリラ円で発生した異常レートと、2019年のアップルショック時にヒロセ通商で発生したスプレッド拡大を比較しました。
DMM FXの事例では、市場価格と乖離したTickとして、対象となる約定が取り消されました。
一方、2019年のヒロセ通商の事例では、流動性低下による価格として扱われ、約定は取り消されませんでした。
この2つは、利用者から見ると似ていますが、FX会社側の考え方としては別のものです。
そして、今回の記事で特にお伝えしたいのは、次の2点です。
今回のポイント
・5~10銭下落しただけでロスカットになるような買い方には注意する
・FX会社を選ぶときは、平常時の条件だけでなく異常時の対応も確認する
今回は、たまたまDMM FXとヒロセ通商を例に出しました。
どちらか一方を全面的に肯定したり、否定したりするものではありません。
FX会社を選ぶときは、スプレッド、スワップポイント、キャンペーンだけでなく、異常時にどのような対応をする会社なのかも確認することが大切だと私は考えています。
トルコリラ円資金例など、高金利通貨ペアの設定例まとめはこちら。
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FXスワップポイント投資の設定例まとめ|トルコリラ円・メキシコペソ円など
スノーキーのサイト限定タイアップ
「DMM FXのトルコリラ円異常レートとは?バッドティックとスプレッド拡大の違い」については以上です。
当サイトでは、私が実際に利用しているFX会社などのサイト限定タイアップキャンペーンを開催中です。
今私がトルコリラ円スワップ投資をしているのは「LIGHT FX」と「みんなのFX」で、計800万円で、どちらもトレイダーズ証券系です。
ブログ記事作成時点では「LIGHT FX」の方が、トルコリラ円LIGHTという通貨ペアの最大保有数量が多いですよ。
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LIGHT FX タイアップキャンペーン
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
FXには為替変動リスク、スプレッド拡大、スワップポイント変動などによる損失リスクがあります。
投資判断はご自身の責任でお願いいたします。





