当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
この記事で扱うのは、2010年に「外為どっとコム」が受けた行政処分と、それに伴う新規注文・新規口座開設、そしてアフィリエイト案件の停止・休止についてです。
現在、外為どっとコムが新規注文停止になっているという話ではありません。
2010年、外為どっとコムが業務停止となった際、私が利用していたASPでも外為どっとコムのアフィリエイト案件が休止されました。
ASPから届いた当時のメールには、休止理由として「業務停止のため」と記載され、さらに代替案件としてマネーパートナーズ、FXプライム、セントラル短資(※当時の社名やサービス名)の3社が提案されていました。
しかも、その理由として企業の信頼度やシステム面の強さなどにも触れられていました。
当時私はすでにFX関連のブログを運営していましたが、この出来事で印象に残っているのは、外為どっとコムだけでなく、既存顧客、他のFX会社、ASP、アフィリエイターにまで影響が広がったことです。
外為どっとコムのアフィリエイト案件は2010年に休止
2010年、外為どっとコムが業務停止となった際、私が利用していたASPでも外為どっとコムのアフィリエイト案件が休止されました。
今回改めて当時の記録を確認すると、ASPから届いたメールも残っていました。
メールには、外為どっとコム案件について、
「業務停止のため休止」
という趣旨の記載がありました。
さらに、代替案件として、
・マネーパートナーズ
・FXプライム
・セントラル短資(当時のサービス名・社名)
の3社が提案されていました。
しかも、代替候補を挙げた理由として、企業の信頼度やシステム面の強さなどにも触れられていました。
ASPまでそこまで具体的に理由を言うんかい、という感じですが(笑)、外為どっとコムの業務停止は、FX取引だけではなくアフィリエイト案件の停止・休止にも影響したということです。
では、なぜここまでの事態になったのでしょうか。
なぜ外為どっとコムのアフィリエイト案件は休止したのか
アフィリエイト案件が休止した背景には、外為どっとコムに対する業務停止命令がありました。
まず重要なのは、誤レートを一度配信しただけで、いきなり1か月の業務停止になったわけではないという点です。
経緯を時系列で整理すると、以下のようになります。
| 日付 | 何が起きたか | ポイント |
|---|---|---|
| 2010年7月13日 | ユーロ円で市場実勢から大幅に乖離したレートを誤配信 | 最初の誤レート |
| 2010年9月6日 | 米ドル円・ユーロ円で再び誤レートを配信 | 2回目の誤レート |
| 2010年9月10日 | 業務改善命令 | この時点では業務停止ではない |
| 2010年9月15日 | システム障害が発生 | 業務改善命令の5日後 |
| 2010年9月17日 | 業務停止命令 | 行政処分が重くなった |
| 2010年10月1日~31日 | 1か月の業務停止 | 新規建玉・新規口座開設が停止 |
金融庁では、2010年9月10日と9月17日の2回にわたり、外為どっとコムに対する行政処分が公表されています。
以下が、今回の記事作成にあたり確認した金融庁の公表資料です。
金融庁:2010年9月10日の外為どっとコムに対する行政処分
金融庁:2010年9月17日の外為どっとコムに対する行政処分

1か月の業務停止で新規建玉・新規口座開設も停止
業務停止期間は、2010年10月1日~10月31日の1か月間でした。
この期間に何ができなくなったのかを整理すると、かなり影響の大きさが分かります。
| できなかったこと | 継続できたこと |
|---|---|
| 新規建玉 | 既存ポジションの決済 |
| 新規口座開設 | 入出金など |
つまり、新しく外為どっとコムを利用しようとしていた人だけの問題ではありません。
すでに口座を持っていた既存顧客も、新しいポジションを建てられない状態になりました。
FXでは相場状況によって「今、新しく買いたい」「今、新しく売りたい」という場面があります。
その新規注文自体が止まるわけですから、既存顧客にも直接影響する行政処分でした。
また、新規口座開設も停止したため、ASPやアフィリエイター側から見ても、新たに外為どっとコムへ送客することができない状態になりました。

スポンサーリンク
ASPだけでなく他のFX会社・アフィリエイターにも影響
私が今回の出来事で特に興味深いと思っているのが、一社の行政処分がFX業界の周囲にまで波及したことです。
影響を受けた対象を整理すると、
・既存顧客
・他のFX会社
・ASP
・アフィリエイター
などが挙げられます。
私自身は当時からFX関連のブログを運営していたため、アフィリエイター側としてもこの影響を受けました。
ASPでは外為どっとコムのアフィリエイト案件が休止され、代替案件への切り替えが提案されました。
アフィリエイター側でも、掲載していた広告や記事、口座開設への導線などへの対応が必要になります。
一社の業務停止で、顧客だけではなく広告・アフィリエイト側まで動くことになったわけです。
外為オンラインは「外為どっとコムとは関係ありません」と案内
もう一つ、当時を象徴する出来事があります。
名前が似ている「外為オンライン」です。
私の記憶には、当時「他のFX会社から、うちは外為どっとコムとは関係ないという連絡まで来た」というものが残っていました。
今回改めて調べると、外為オンラインが実際に、「外為どっとコムとは関係ありません」という趣旨の案内を顧客に出していた記録が残っていました。
「外為どっとコム」と「外為オンライン」。
今見ても名前が似ています。
当時、一部の利用者が混同した可能性を考えれば、外為オンライン側がわざわざ無関係であることを説明したのも理解できます。
一社の問題が、別会社にまで説明を求める状況につながったわけです。
ここからも、FX会社にとって、
・システム
・管理体制
・会社としての信頼性
が重要であることが分かります。
スポンサーリンク
それでも外為どっとコムはその後も強かった
ここまで読むと、その後は外為どっとコムが一気に苦しくなったように感じるかもしれません。
ところが、そう単純ではありませんでした。
外為どっとコムは2014年3月時点で「預かり資産」10年連続No.1を達成したと公表しています。
2010年に行政処分と1か月の業務停止がありながら、その後も大きな顧客基盤を維持していたことになります。
これは、外為どっとコムを単純に「行政処分を受けた会社」という一面だけで評価できない理由の一つだと思います。
アフィリエイト広告を抑えた?元業界大物から私が直接聞いた「その後」
ここからは、公開資料で確認できる事実ではありません。
私が当時、大手FX会社で営業責任者を務めていた業界関係者から直接聞いた話として読んでください。
その人物によると、外為どっとコムはその後、
新規顧客獲得・アフィリエイト広告
↓
そこへの資金を抑える
↓
既存顧客・内部へ資金を投入
という方向へ動き、それが「大成功だった」とのことでした。
私はこの話について、外為どっとコムが公式に公表した経営戦略として確認しているわけではありません。
したがって、「この戦略を取ったから預かり資産No.1を維持できた」と因果関係まで断定するつもりもありません。
ただ、実際に2014年3月まで預かり資産10年連続No.1だったという事実を見ると、当時この話を聞いて「なるほどな」と感じたことを今でも覚えています。
2014年にはGMOクリック証券がFX預かり残高国内1位へ
しかし、その王座がずっと続いたわけではありません。
2014年3月時点では、外為どっとコムが「預かり資産10年連続No.1」。
一方、GMOクリック証券は2014年7月のFX預かり残高で国内第1位になったと公表しています。
| 時点 | 内容 |
|---|---|
| 2014年3月 | 外為どっとコム「預かり資産10年連続No.1」 |
| 2014年7月 | GMOクリック証券「FX預かり残高 国内第1位」 |
私は、これを単純に「外為どっとコムが弱くなった」とだけ見るのではなく、GMOクリック証券の伸びが非常に大きかった面もあると考えています。

スポンサーリンク
現在の外為どっとコムを私はどう評価しているか
ここまで昔の行政処分やアフィリエイト案件の休止について書きましたが、現在の外為どっとコムについて評価している点もあります。
まず、情報コンテンツが豊富です。
これは昔から外為どっとコムの強みの一つだと私は感じています。
また、直近のトルコリラ円では、買いスワップポイントも高水準です。
スワップポイントは日々変動するため、この記事に主要FX会社の最新数値を大量に固定掲載するのではなく、毎週更新している比較記事をご覧ください。
主要FX会社の最新のトルコリラ円買いスワップ、スプレッド、建玉上限はこちらで比較しています。
-
-
トルコリラ円スワップポイント比較|主要12社の買いスワップ・スプレッド・建玉上限
さらに、2026年7月27日からトルコリラ円の建玉上限は5億通貨へ引き上げられています。
-



-
トルコリラ円の建玉上限をFX会社別に比較|最大何通貨まで保有できる?
5億通貨やる人がどれだけいるかは知りませんけど(笑)、少なくとも大口でトルコリラ円を保有したい人にとって、建玉上限が大きいこと自体は評価できる条件です。
ただし、評価するところがあることと、私自身が積極的に外為どっとコムを使うことは別です。
現在はGMOクリック証券、DMM FX、LIGHT FX、セントラル短資FXなど選択肢が多数あります。
各社を横並びで見た時に、私自身は今のところ「積極的に外為どっとコムを選ぶ決定的な理由」までは感じていません。
これはあくまで私個人の評価です。
FX会社を見る時は「何が起きたか」だけで判断しない
今回の外為どっとコムの昔話から、私が改めて重要だと感じるのは次の3点です。
・何が起きたのか
・その時に会社がどう対応したのか
・その後、会社がどう変わったのか
2010年の外為どっとコムでは、一社の行政処分によって顧客だけでなく、競合FX会社、ASP、アフィリエイターまで動きました。
また、新規注文・新規口座開設だけでなく、ASP上の外為どっとコムのアフィリエイト案件も休止となりました。
それだけ、FX会社は「信用」が重要な業界だということだと思います。
昔のFX業界で「こんな事件を覚えている」というものがあれば、YouTube動画のコメント欄でもぜひ教えてください。
ちなみに、新規口座開設が長期間止まった有名FX会社は、外為どっとコム以外にもあります。
その話は、また別の「FX昔話」で取り上げるかもしれません。
FX会社の取引条件・スワップ・自動売買などを比較した記事はこちら。
-



-
FX会社比較|初心者向けに取引条件・スワップ・自動売買を比較
スノーキーのサイト限定タイアップ
「【FX昔話】外為どっとコム行政処分で新規注文停止…アフィリエイト案件も停止、ASPまで動いた」については以上です。
当サイトでは、私が実際に利用しているFX会社などを中心に、サイト限定タイアップキャンペーンを開催しています。
今回の記事は外為どっとコムの口座開設をおすすめすることを目的とした記事ではありませんので、FX会社を比較したうえで、ご自身に合った会社を検討してください。
その他のFX会社も含む、限定タイアップキャンペーン一覧はこちらの記事です。
-



-
FX 限定タイアップキャンペーン一覧
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
FXには為替変動リスク、スプレッド拡大、スワップポイント変動などによる損失リスクがあります。
投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



