当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
2020年7月、サクソバンク証券で第三者による不正アクセスが発生し、顧客の個人情報が流出する事案がありました。
当初は「個人情報が流出した可能性がある」と発表されていましたが、その後の調査で実際に個人情報の流出が確認されています。
サクソバンク証券が2020年9月に公表した最終調査結果では、個人情報流出が確認された顧客は38,026名で、そのうち750名については本人確認書類の画像データが含まれていました。
また、本人確認書類画像が流出した750名のうち、378名については個人番号の漏えいも確認されています。
なお、サクソバンク証券が2023年に公表した業務改善報告では、同じ事案について39,313名の個人情報が流出したと記載されており、同社の公式資料間で人数の記載に差があります。
なお、この記事で扱う個人情報流出は「2020年に発生した事案」です。
2026年に新たな個人情報流出が発生したという意味ではありません。
一方、2026年7月にはサクソバンク証券が、同社の名称やロゴを無断使用した偽サイトやLINEグループ、フィッシング詐欺などについて注意喚起を行っています。
この記事では、
・2020年に何が起きたのか
・どのような個人情報が流出したのか
・その後の行政処分と再発防止策
・2026年に注意したい偽サイト・フィッシング詐欺
を、現在確認できる公式情報をもとに整理します。
2020年にサクソバンク証券で何が起きた?
2020年7月、サクソバンク証券は第三者による不正アクセスを受け、顧客の個人情報が流出した可能性があることを公表しました。
当時、サクソバンク証券の公式サイトでは、流出した可能性のある情報として、
・氏名
・住所
・生年月日
・連絡先情報
・銀行口座情報
・本人確認書類等
が案内されていました。
以下は、2020年当時にサクソバンク証券が公表していた内容を保存した画像です。


その後の調査によって、単に「流出した可能性がある」という段階ではなく、実際に顧客情報が流出していたことが確認されました。
最終的にサクソバンク証券が公表した内容では、流出した個人情報は38,026名分にのぼり、そのうち750名については本人確認書類の画像データも含まれていました。
また、その750名のうち378名については個人番号の漏えいも確認されています。
つまり、この記事を最初に公開した2020年7月時点ではまだ調査途中でしたが、現在は被害の範囲がより具体的に明らかになっています。
なお、ここで掲載している画像は、事件発生当時のサクソバンク証券の公表内容を記録したものとして残しています。
私にもサクソバンク証券から案内メールが届いた
2020年当時、この個人情報流出事案について、私の元にもサクソバンク証券からメールが届いていました。
私はサクソバンク証券の口座を利用していたため、当時は自分の個人情報も流出対象になっている可能性を考えました。
以下は、当時サクソバンク証券から私に届いたメールを保存した画像です。

このメール画像についても、2020年当時に実際に届いた案内を確認できる一次資料として、この記事に残しておきます。
なお、メールが届いたことだけをもって、私自身のどの情報が実際に流出したのかまで断定することはできません。
そのため、現在の記事では「私の個人情報が流出した」と断定するのではなく、当時サクソバンク証券から対象者向けの案内を受け取っていた事実として紹介します。
サクソバンク証券に個人情報を公開するとの脅迫も?
先ほど紹介した、2020年当時に私へ届いたサクソバンク証券からのメールには、不正アクセスだけでなく、その後の脅迫についても記載されていました。
メールでは、「海外のハッカー集団によるものである可能性が高い」としたうえで、入手した情報を公開する旨の脅迫的な言動も確認されていると説明されていました。
また、サクソバンクグループは悪意のある集団との対話や交渉は行わず、第三者対策機関と連携して情報公開のモニタリングを行うとしていました。
当時、顧客だった私にとって特に気になったのは、氏名や住所だけではなく、銀行口座情報や本人確認書類などを含む可能性がある個人情報について、「公開される可能性」が示されていたことです。
この記事を最初に書いた2020年当時、私自身もかなり不安を感じた部分でした。
個人情報流出で大きな影響を受けたのは顧客
サクソバンク証券自身も不正アクセスを受けた側ではありますが、この事案で実際に個人情報を流出されたのは顧客です。
2020年9月に公表された最終調査結果では、38,026名分の個人情報流出が確認され、そのうち750名については本人確認書類の画像データ、さらに378名については個人番号の漏えいも確認されています。
当時、TwitterやWeb上では「サクソバンク証券がハッカー集団から脅迫されている」という部分に注目した情報も見られました。
しかし、顧客の立場から見れば、氏名・住所・銀行口座情報・本人確認書類など、自分の重要な情報が第三者に渡った可能性があることの方が深刻です。
私自身も当時サクソバンク証券を利用しており、案内メールを受け取った側だったため、この事件については一貫して顧客側が受けた影響を重く見るべきだと考えていました。
金融機関には顧客の重要な個人情報を預けることになります。
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その後、サクソバンク証券は行政処分を受けた
2020年7月の個人情報流出事案については、その後、行政処分も行われています。
金融庁によると、2020年9月18日、関東財務局長はサクソバンク証券に対して行政処分を行いました。
個人情報保護のための「システムリスク管理態勢」と「外部委託先管理態勢」に不十分な点が認められたことが理由とされています。
つまり、この記事を最初に公開した2020年7月時点では「行政処分の可能性はあるのか」という段階でしたが、その後、実際に行政処分が行われました。
サクソバンク証券はその後、情報セキュリティや外部委託先管理、経営管理体制などについて改善を進めています。
同社の2023年の報告では、業務改善計画で定めた23項目の改善策について、継続対応が必要な一部を除き実施済みとし、外部監査や親会社監査による検証も行ったとしています。
また、この個人情報漏えい事案について、該当役職員への厳重注意や減給を含む社内処分も実施したと公表しています。
2020年当時の記事で「行政処分の可能性は?」と書いていた部分については、現在ではこのように結果まで確認することができます。
2026年はサクソバンク証券を装う偽サイト・フィッシング詐欺に注意
2020年の個人情報流出事案とは別に、2026年にはサクソバンク証券を装った偽サイトやフィッシング詐欺についても注意が必要です。
サクソバンク証券は2026年7月23日、同社の名称やロゴ、コンテンツなどを無断で使用し、
・LINEグループ
・偽サイト
・情報商材販売サイト
・SNSやSMSなどを利用したなりすまし広告
などへ誘導する事例が確認されているとして注意喚起を行いました。
ここで重要なのは、これは「2020年の個人情報流出とは別の話」だという点です。
2026年にサクソバンク証券で新たな個人情報流出が発生した、という意味ではありません。
サクソバンク証券を名乗る広告やSNS、LINEグループなどを見かけた場合は、その名称やロゴだけで正規のサービスだと判断せず、公式サイトかどうかを確認することが重要です。
特に、口座開設や個人情報の入力、入金を求められた場合は、アクセスしているサイトが本当にサクソバンク証券の公式サイトなのかを十分確認してください。
FX会社は取引条件だけでなく運営体制も比較して選びたい
FX会社を選ぶときは、スプレッドやスワップポイント、取引単位、取引ツールなどの条件だけでなく、運営会社や情報管理体制なども確認しておきたいところです。
今回紹介したサクソバンク証券の事案は2020年に発生したものですが、金融機関には氏名・住所・銀行口座情報・本人確認書類など重要な個人情報を預けることになります。
そのため私は、FX会社を選ぶ際には「取引条件だけで決めない」ことも大切だと考えています。
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