当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
この記事では、2020年3月に一時「破綻状態」になったポーランドズロチ円買い+ユーロ円売りのサヤ取り戦略が、約半年後の2020年9月にどうなっていたのかを再検証します。
私はこの戦略を「LIGHT FX」で実際に運用し、元手を100万円から300万円まで増やしましたが、2020年3月18日に全ポジションを損切りしました。
-
-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取りを損切り|約70万円の失敗例【FX】
さらにその5日後の2020年3月23日には、ポーランドズロチ円買いでスワップを受け取れても、ユーロ円売りのマイナススワップの方が大きくなり、サヤ取り戦略の収益面の前提まで崩れました。
-



-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取りは破綻?2020年スワップ逆転の失敗例【FX】
ところが、約半年後の2020年9月20日に再調査すると状況は変化していました。
当時の「LIGHT FX」では、ポーランドズロチ円1万通貨買いが+10円、ユーロ円1万通貨売りが+7円。
4.3対1で組み合わせた場合は、ポーランドズロチ円4.3万通貨で+43円、ユーロ円1万通貨売りで+7円となり、合計+50円/日という計算でした。
スワップポイントの面だけを見ると、一度崩れた戦略の魅力が戻っていたことになります。
ただし、為替レートの方はコロナショック以前とは変わっていました。EUR/PLNが以前の基準だった4.3より上で推移していたため、単純に昔の4.3対1へ戻せばよいという状況ではありませんでした。
なお2026年現在は、「LIGHT FX」でEUR/PLN(ユーロ/ポーランドズロチ)そのものを直接取引できます。
現在のEUR/PLN売り・資金30万円設定例はこちらです。
-



-
ユーロズロチのやり方|30万円売り設定例・ロスカットと注意点【2026年】
2020年3月にはサヤ取り戦略が破綻状態になった
まず、なぜ半年後に再調査したのかを振り返ります。
ポーランドズロチ円+ユーロ円のサヤ取りでは、ポーランドズロチ円を買い、ユーロ円を売ります。
当時はポーランドズロチとユーロの値動きに比較的高い相関性があり、さらにポーランドズロチ円買いとユーロ円売りの両方でプラススワップを受け取れる時期がありました。
しかし2020年3月、新型コロナショックの中で状況が急変します。
EUR/PLNが大きく上昇し、私は2020年3月18日に全ポジションを損切りしました。
元手300万円に対して、損切り後の口座残高は243万2,419円。一連の運用の最終累計確定損益は−56万7,581円でした。
-



-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取りを損切り|約70万円の失敗例【FX】
そして2020年3月23日には、為替の値動きだけでなくスワップ条件も悪化しました。
| 2020年3月時点の例 | 1日スワップ |
|---|---|
| PLN/JPY 4.3万通貨買い | +43円 |
| EUR/JPY 1万通貨売り | −60円 |
| 合計 | −17円 |
ポジションを持ち続けることでスワップを受け取るはずの戦略が、逆にスワップを支払う状態になっていました。
-



-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取りは破綻?2020年スワップ逆転の失敗例【FX】
コロナショックでEUR/PLNは4.46台まで上昇
このサヤ取り戦略では、EUR/PLNの値動きが非常に重要です。
コロナショック前は4.3前後を一つの基準として考えていましたが、2020年3月から4月にかけてEUR/PLNは急上昇し、一時4.46台まで上昇しました。


私が損切りを決断した理由の一つも、このEUR/PLN上昇によって従来想定していたレンジの前提が崩れたことです。
ポーランドズロチ円とユーロ円の相関性が高かった過去があっても、相関関係や価格比率が将来も同じとは限りません。
2020年9月にはEUR/PLNがやや下落
その後、2020年9月下旬になるとEUR/PLNはコロナショック直後の高値からやや落ち着いていました。


2020年9月時点では、おおむね4.37~4.49付近で推移していました。
コロナショック直後ほど一方向へ急上昇している状態ではなくなっていましたが、以前基準としていた4.3より高い水準です。
つまり、相場が落ち着いたからといって「以前の4.3対1設定へそのまま戻せる」とは言えませんでした。
2022年には、その後の為替レートの変化を踏まえて4.6対1でも再検証しています。
-



-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取り4.6対1|異通貨両建て設定【FX・2022年版】
ポーランドズロチ円買いスワップは半年後も+10円
次に、2020年9月20日に調査したスワップポイントを振り返ります。
まずはポーランドズロチ円の買いスワップです。
| FXサービス | 2019年12月 | 2020年3月 | 2020年9月 |
|---|---|---|---|
| LIGHT FX | +11円 | +10円 | +10円 |
| みんなのFX | +11円 | +10円 | +10円 |
※1万通貨あたり。当時の調査結果です。現在のスワップポイントではありません。
ポーランドズロチ円買いについては、2019年12月の+11円から2020年3月・9月は+10円で、大きな変化はありませんでした。
問題だったのはユーロ円売りの方です。
ユーロ円売りは−60円から+7円へ変化
2020年3月にサヤ取り戦略を厳しくした最大の要因の一つが、ユーロ円売りのマイナススワップでした。
| FXサービス | 2020年3月 | 2020年9月 |
|---|---|---|
| LIGHT FX | −60円 | +7円 |
| みんなのFX | −60円 | +7円 |
※1万通貨あたり。当時の調査結果です。
2020年3月には1万通貨あたり−60円だったユーロ円売りが、2020年9月には+7円になっていました。
つまり2020年9月時点では、ポーランドズロチ円を買っても、ユーロ円を売っても、両方からプラススワップを受け取れる状態に戻っていました。
わずか半年で、ユーロ円売りのスワップ条件が大きく変化したことになります。
この実例からも、スワップポイントは固定された収益ではないことが分かります。
4.3対1なら1日50円のスワップだった
2020年9月のスワップポイントを、当時よく使われていた4.3対1の数量で計算します。
| ポジション | 2020年9月当時の1日スワップ |
|---|---|
| PLN/JPY 4.3万通貨買い | +43円 |
| EUR/JPY 1万通貨売り | +7円 |
| 合計 | +50円 |
2020年3月には同じ4.3対1で−17円/日だったものが、半年後には+50円/日という皮算用に変化していました。
スワップ収益だけを見れば、確かに魅力は復活していました。
ただし、この+50円が現在も得られるという意味ではありません。また、2020年9月時点でも為替レートの前提には問題が残っていました。
4.3対1ではなく4.4対1も考えた
2020年9月時点のEUR/PLNは4.3より高い水準で推移していたため、旧記事では4.4対1へ数量比率を修正する案も考えていました。
ポーランドズロチ円4.4万通貨買い+ユーロ円1万通貨売りなら、当時のスワップポイントでは以下の計算です。
| ポジション | 2020年9月当時の1日スワップ |
|---|---|
| PLN/JPY 4.4万通貨買い | +44円 |
| EUR/JPY 1万通貨売り | +7円 |
| 合計 | +51円 |
ただし、4.4対1なら安全という意味ではありません。
実際、その後さらに為替レートは変化し、2022年には4.6対1で設定を再検証しています。
-



-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取り4.6対1|異通貨両建て設定【FX・2022年版】
つまり、この投資法では「4.3対1」「4.4対1」といった数字を固定ルールとして覚えるのではなく、その時点のEUR/PLNや為替レートを確認する必要があります。
半年でスワップが復活しても私は再開しなかった
2020年9月の調査では、スワップポイントの条件だけを見るとサヤ取り戦略の魅力は戻っていました。
しかし私は、この時点ですぐに300万円を再投入して運用を再開したわけではありません。
すでに2020年3月の運用で、約70万円の損切りを経験していました。
-



-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取りを損切り|約70万円の失敗例【FX】
また、コロナショックによってEUR/PLNが従来の想定レンジを大きく上方向へ抜けた事実もあります。
スワップポイントがプラスへ戻ったことと、戦略全体のリスクが以前と同じ状態へ戻ったことは別です。
私自身の経験からも、スワップだけで投資判断をしないことは非常に重要だと思っています。
2026年現在はEUR/PLNを直接売れる
2020年当時と2026年現在の大きな違いが、国内FXでEUR/PLNそのものを取引できることです。
現在の「LIGHT FX」では、「EUR/PLN」を取り扱っています。
つまり、ポーランドズロチ円買い+ユーロ円売りという2つの通貨ペアを組み合わせなくても、EUR/PLNを直接売る方法があります。
ポジション管理や数量比率を考えるうえでは、現在はこちらの方が分かりやすい選択肢です。
ただし、直接EUR/PLNを取引できるから安全になるわけではありません。
EUR/PLN売りでは、EUR/PLNが上昇すると為替差損が発生します。私が2020年に損切りした時に問題となったのもEUR/PLNの上昇でした。
資金30万円でEUR/PLNを売る設定例、ロスカット、注意点はこちらで詳しく解説しています。
-



-
ユーロズロチのやり方|30万円売り設定例・ロスカットと注意点【2026年】
「LIGHT FX」の限定タイアップはこちら。
-



-
LIGHT FX タイアップキャンペーン
目的が高いスワップなら他の通貨ペアも比較
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取りへ興味を持った理由が、ユーロやポーランドズロチそのものではなく、「高いスワップポイントを受け取りたい」という目的だった方もいると思います。
その場合、2026年現在はEUR/PLNだけに限定する必要はありません。
トルコリラ円、メキシコペソ円、ハンガリーフォリント円なども比較候補になります。
特にトルコリラ円は国内で取り扱うFX会社が多く、買いスワップポイント、スプレッド、建玉上限などを比較しやすい通貨ペアです。
最新のトルコリラ円比較はこちらです。
-



-
トルコリラ円スワップポイント比較|主要12社の買いスワップ・スプレッド・建玉上限
資金額・レバレッジ・設定例から比較する場合はこちら。
-



-
FXスワップポイント投資の設定例まとめ|トルコリラ円・メキシコペソ円など
「LIGHT FX」ではEUR/PLNのほか、トルコリラ円などの高金利通貨も取り扱っています。
トルコリラ円やメキシコペソ円を別会社でも比較したい場合は、「セントラル短資FX」も候補です。
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取り半年後まとめ
2020年3月、ポーランドズロチ円買い+ユーロ円売りのサヤ取り戦略は、為替とスワップポイントの両面で厳しい状態になりました。
特にユーロ円売りは1万通貨あたり−60円となり、4.3対1の組み合わせでは合計−17円/日という状態でした。
ところが約半年後の2020年9月には、ポーランドズロチ円買いが+10円、ユーロ円売りが+7円へ変化。
4.3対1なら合計+50円/日、4.4対1なら+51円/日という皮算用になっていました。
| 比較 | 2020年3月 | 2020年9月 |
|---|---|---|
| PLN/JPY 1万通貨買い | +10円 | +10円 |
| EUR/JPY 1万通貨売り | −60円 | +7円 |
| 4.3対1の合計 | −17円/日 | +50円/日 |
スワップ条件だけを見ると魅力は復活していました。
一方でEUR/PLNは以前の4.3基準より高い水準で推移しており、過去とまったく同じ設定へ戻せばよいわけではありませんでした。
2022年には4.6対1で設定を再検証しています。
-



-
ポーランドズロチ円+ユーロ円サヤ取り4.6対1|異通貨両建て設定【FX・2022年版】
そして2026年現在は、EUR/PLNそのものを直接取引できる環境になっています。
昔のサヤ取りから現在のEUR/PLN直接売りまで、ユーロズロチ戦略の全体像はこちらです。
-



-
ユーロズロチとは?売り戦略・スワップ・取扱FX会社・リスクを解説【2026年】
具体的な資金・設定例はこちらです。
-



-
ユーロズロチのやり方|30万円売り設定例・ロスカットと注意点【2026年】
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
FXには為替変動リスク、スプレッド拡大、スワップポイント変動などによる損失リスクがあります。異通貨両建てでも損失が発生する可能性があります。
本記事の2020年の為替レート、スワップポイントは当時の調査記録です。現在の取引条件ではありません。過去の相関関係やスワップポイントは将来の利益を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


