当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
リピート系FXの二つのサービスの比較や違いを検証していくシリーズです。
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リピート系FXとは?魅力とコツ
今回は私もリアル口座・リアルマネー120万円で運用中のループイフダンと、過去にリアル口座・リアルマネーで運用経験のあるトラリピの仕様の違い・取引コストなどを比較してみたいと思います。
*2022年にループイフダン、トラリピともに限定タイアップ特典が追加になりました。
以下の記事のリンク内で、私がどのような設定で運用をしているのか?をご覧いただけます。
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スノーキーループイフダン設定 通貨ペア分散 2024年1月リライト
私はループイフダン書籍の著者ではありますが、公平に両者を比較したいと思います。
*ループイフダンは「アイネット証券」を前提に話を進めていきます。
当サイト限定特典はこちらでご確認いただけます→アイネット証券
損切り設定「あり」「なし」
まずは仕様面を比較していきたいと思います。
一つ目の比較ポイントは「損切り設定」の有無について。
損切り設定「ありのみ」だと、逆指値注文が必ず出ます。
損切り設定「なし」が選択できると、逆指値を出さないようにできます。
「ループイフダン(アイネット証券)」「トラリピ」ともには損切り設定の「あり」「なし」が選べます。
ただし、それぞれの損切り設定の仕様は異なります。
ループイフダンの方は、ある一定の為替レートに到達したら一つのポジションを損切りし、(買いの場合)下で新たに一つポジションを持ち直します。
トラリピの方は、設定した為替レートに到達したら全ポジションを損切りします。
他のサービスの損切り設定「あり」「なし」は以下の過去記事をご覧いただくとわかりやすいですが、この二つのサービス以外は選べないものばかりです。
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リピート系FX(注文&自動売買) 比較
デモ口座「あり」「なし」
次の比較ポイントは「デモ口座」「バーチャル口座」があるかどうか?
「ループイフダン(アイネット証券)」はデモ口座が「あり」、「トラリピ」はデモ口座「なし」です。
デモ口座があると、実験的な運用ができたりするのですが、「トラリピ」はそれができないのはディスアドバンテージですね。
専門書「あり」「なし」
初心者さんにとって心強い味方が「専門書」の存在です。
「トラリピ」は二冊、「ループイフダン」は四冊発売されています。
「トラリピ」の方は2015年&2020年に発売されたもの。
「ループイフダン」の方は最新の書籍は2018年に発売されたものです。
「ループイフダン」は4冊と多いですが最新は2018年、「トラリピ」は2冊ですが最新は2020年。
セミナー「あり」「なし」
オンラインセミナーや会場セミナーの「あり」「なし」ですが、どちらの会社もアイネット証券は「ループイフダン」、マネースクエアは「トラリピ」に特化したものが開催されています。
余談ですが、私は「ループイフダン(アイネット証券)」セミナーの、運用者としての(外部)講師をやらせていただいています。
マネースクエア社の方は、外部講師による「トラリピ」に特化した会場セミナーは開催されていないのではないのでしょうか。
オンラインセミナーに関しては「トラリピ」の方が配信頻度が高いです(*主に相場概況・相場分析系のコンテンツ)。
値幅設定の詳細設定
次に「値幅設定ができるかどうか」について。
まず、「ループイフダン」は、以下のようにあらかじめ用意された値幅の中で選ぶだけです。
「20銭ごと」「40銭ごと」など、等間隔で注文が出て、利益確定幅(指値の値幅)も、それにそろった形ででます。
「値幅があらかじめ決められていて選ぶだけでいい」のが「ループイフダン」の強みです。
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ループイフダンとは?簡単選択型FX自動売買
が、ご自身で値幅の設定をしたい方にとっては、不自由に感じるポイントとなります。
一方の「トラリピ」は値幅設定を自分で好きにカスタマイズできます。
上の「ループイフダン」の表にない「18銭」とか「36銭」値幅設定ができる、という意味です。
また、注文を出す間隔も、「トラリピ」では等間隔ではない出し方ができるので、そのあたりもこだわりがある方にとっては魅力でしょう。
その意味は、たとえば「25銭」ごとに新規注文を置いて、一本当たりの指値注文(利益確定幅)を「15銭」ということができるという意味です。
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トラリピとは?元祖リピート系FX
値幅設定に関してまとめますと「自分で注文間隔を設定したいかどうか」「注文間隔にこだわりがあるかどうか」です。こだわりがあれば「トラリピ」。
別の言い方をすれば「注文設定のカスタマイズを楽しめるかどうか?」。
ループイフダンは「追尾型」トラリピは「レンジ指定型」
「ループイフダン」は「追尾型」リピート系FXです。
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追尾型 リピート系FXとは?
トレンドを追いかけることは得意ですが、「指定したレンジ(○○円~○○円)でのみ稼働する」「(追尾時に)指定したレートで売買を一旦停止する」ということはできません。
一方の「トラリピ」は「レンジ指定型」リピート系FXです。
トレンドを追尾することはできませんが、「指定したレンジの範囲内で取引をする」ということが可能です。
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レンジ指定型 リピート系FXとは?
どちらがいいか?は好みですが、たとえば「110円以上では買いポジションを持ちたくない」のに為替が110円でもみ合いを続けている場合などの神経質な場面では「レンジ指定型」が有利です。
※マネースクエアの公式ホームページへ飛びます
重要!スプレッド&通貨ペア数比較
ここからは取引コストやスワップポイントに話が変わっていくのですが、先に答えを書きます。
取引コストやスワップポイントを比較したら、圧倒的に「ループイフダン(アイネット証券)」が有利です。
まずは、両社の通貨ペアをご覧いただきます。
通貨ペア数は「ループイフダン」が「20」、「トラリピ」が「16 (2022年5月に米ドルカナダドルが追加)」です。
「ループイフダン」にあって「トラリピ」にないのは「スイスフラン円」と「ユーロ豪ドル」「米ドルスイスフラン」「豪ドルスイスフラン」ですね。
ループイフダンのユーロ英ポンドの設定例はこちら。
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ループイフダン EUR/GBP(ユーロ/英ポンド) 約30万円例 2020年6月
アイネット証券・ループイフダンの通貨ペア数が増えたことにより、かなり差が開いてきました。
2社に共通する16通貨ペアのスプレッドを比較した一覧表はこちらです。
*ループイフダンは公式ホームページに記載・トラリピは2022年8月24日に目視で確認。
通貨ペア | ループイフダン (アイネット証券) |
トラリピ (変動制) |
米ドル/円 | 2銭 |
約4.4銭 |
ユーロ/円 | 3銭 |
約5.4銭 |
英ポンド/円 | 5銭 |
約7.9銭 |
豪ドル/円 | 4銭 |
約6.4銭 |
NZドル/円 | 6銭 |
約7.9銭 |
カナダドル/円 | 5銭 |
約4.7銭 |
トルコリラ/円 | 9銭 |
約11銭 |
南アフリカランド/円 | 7銭 |
約3.3銭 |
メキシコペソ/円 | 1銭 |
約2.8銭 |
ユーロ/米ドル | 2PIP |
約4.9PIP |
英ポンド/米ドル | 3PIP |
約5PIP |
豪ドル/米ドル | 4PIP |
約5.6PIP |
NZドル/米ドル | 6PIP |
約5.4PIP |
豪ドル/NZドル | 6PIP |
約3.4PIP |
ユーロ/英ポンド | 4PIP |
約3.8PIP |
米ドル/カナダドル | 6PIP |
約4.2PIP |
主要通貨ペアではループイフダンが狭く、豪ドルNZドル、ユーロ英ポンドなどの通貨ペアではトラリピが狭いのが現状です。
ただし、メキシコペソ円のスプレッドはループイフダンがかなり有利です。
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アイネット証券 ループイフダン メキシコペソ円 スプレッド1銭に縮小
皆様がよく取引される(予定)の通貨ペアのスプレッドはいかがでしょうか。
重要!スワップポイント比較
多くのFXサイト、資産運用系ブログなどでこの点をとりあげていませんがリピート系FX運用では、「スワップポイント」はかなり重要な項目です。
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FX スワップポイントとは?
リピート系FXで、数日間の短期でやめるという方は少ないと思います。
数年間継続していく中長期投資を目的としている方が多いはずです。
この後の表が、この記事公開日に調査しました1万通貨あたり(南アフリカランド円・メキシコペソ円は10万通貨あたり)のスワップポイントです。
通貨ペアによって、買いポジション時に受け取りが発生するものと、売りポジション時に受け取りが発生するものがあります。
受け取りが発生する方のポジションで金額を記載して、カッコ内に「買い」か「売り」かを補足しています。
*調査日2022年8月24日に再調査。スワップポイントは日々変動します。*メキシコペソ円と南アフリカランド円は10万通貨あたり。
ループイフダン (アイネット証券) |
トラリピ (マネースクエア) |
|
米ドル円 | +85円 (買いポジ) |
+25円 (買いポジ) |
ユーロ円 | +12円 (売りポジ) |
+1円 (買いポジ) |
英ポンド円 | +78円 (買いポジ) |
+18円 (買いポジ) |
豪ドル円 | +48円 (買いポジ) |
+16円 (買いポジ) |
NZドル円 | +50円 (買いポジ) |
+37円 (買いポジ) |
カナダドル円 | +74円 (買いポジ) |
+73円 (買いポジ) |
トルコリラ円 | +21円 (買いポジ) |
+6円 (買いポジ) |
メキシコペソ円 | +160円 (買いポジ) |
+60円 (買いポジ) |
南アフリカランド円 | +160円 (買いポジ) |
+20円 (買いポジ) |
ユーロドル | +52円 (売りポジ) |
+45円 (売りポジ) |
英ポンドドル | ±0円 (売りポジ) |
±0円 (買いポジ) |
ユーロ英ポンド | +44円 (売りポジ) |
+44円 (売りポジ) |
豪ドル米ドル | ±0円 (売りポジ) |
+1円 (売りポジ) |
NZドル米ドル | ±0円 (買いポジ) |
+1円 (買いポジ) |
豪ドルNZドル | +7円 (売りポジ) |
+1円 (売りポジ) |
米ドルカナダドル | +50円 (売りポジ) |
±0円 (買い&売りポジ キャンペーン) |
NZドル/米ドル、豪ドル/米ドル以外は、ループイフダン(アイネット証券)が圧倒的に有利ですね。
皆さんが取引予定の通貨ペアはどれでしょうか。
まとめ
ここまでの情報をまとめていきますと、以下のようになります。
まとめ
- 両者ともに損切り設定「あり」「なし」選択可
- デモ口座があるのは「ループイフダン」
- 専門書は両方にあるが「ループイフダン」の方が発行日が新しい
- 両者ともに会場セミナー・オンラインセミナーで仕組みを学べる
- 値幅設定の自由度が高いのは「トラリピ」
- レンジ指定ができるのは「トラリピ」
- スプレッドは「ループイフダン」がやや有利
- 通貨ペア数は「ループイフダン」がかなり有利
- スワップポイントは「ループイフダン」が圧倒的に有利
いかがでしょうか。
ちなみに、私の保有サイトで圧倒的に人気があるのは「ループイフダン」の方です。
客観的に見ても、リピート系FX初心者さんが両者どちらか悩まれた場合は「ループイフダン」を選んでおく方が無難かもしれません。
ループイフダン初心者向け記事を「ループイフダン入門」カテゴリにまとめています。以下の青色のボタンから飛べます。
最後に、当サイト限定特典の紹介がありますので、ご活用いただければ幸いです。
その他のサービス(後発の松井証券)も含めて、もう一度比較したい方はこちらの記事をご覧ください。
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リピート系FX(注文&自動売買) 比較
次の項で両方の会社との限定特典のお知らせがあります。
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