当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
リピート系FX入門ブログ記事シリーズ。
昨日のこちらの記事で私はリピート系FXの「ハーフ&ハーフ」はあまり有効な投資戦略とは今は考えていませんと書きました。
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トライオートFX マイナススワップが高額なので豪ドル円やNZドル円は要注意
今回はリピート系FXの「ハーフ&ハーフ」をあまりお勧めしない理由をもう少し詳しく書きたいと思います。
*終盤に追記があります。
リピート系FXのハーフ&ハーフとは?
FX、及びリピート系FXをされたことがない方が「ハーフ&ハーフ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのはピザではないでしょうか。
右半分がマルゲリータ、左半分がエビマヨなど、ピザの「ハーフ&ハーフ」は2つの味を楽しめるのでお得感があります。
「リピート系FX」の場合は、左右半分に分けるのではなく、上下半分に分けるイメージです。
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リピート系FXとは?魅力とコツ
そう、以下の図のように。
その代表格がトラリピの「ハーフ&ハーフ」です。
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ハーフ&ハーフの出来るリピート系FX比較
リピート系FXのハーフ&ハーフのメリット3点・出口がある
実際に「ハーフ&ハーフ」で運用をしたことのある私が感じたメリット・デメリット、おすすめしない理由をお伝えしていきます。
まずはメリットの方をお伝えすると以下の3点です。
- ハーフ&ハーフにすることで必要証拠金をおさえることができる
(全面買いのみ・売りのみの約半分) - 高値掴み・安値売りを防ぐことができる
- 明確な出口がある
上の一つ目は、「リピート系FX」は面を予測して取引するのですが、「○○円~○○円」の想定レンジを全面買い、もしくは全面売りにした場合の必要証拠金を半分程度におさえることができます。
二つ目は、全面買い、全面売りにした場合は、買いの場合は高値掴み(高値圏での買いポジション)、売りの場合は安値売り(安値圏での売りポジション)を持ってしまうことがあります(設定次第)。
以下がそのイメージ図です。
上のように全面を買いか売りにした場合は、高値掴み・安値売りの可能性が高くなりますよね。
また、一つ前の必要証拠金の問題もこの図でイメージが湧きやすいと思います。
三つ目のメリットは「明確な出口がある」という点です。
「リピート系FX」運用はスタートするときはあれこれと考えてから始めるのですが「どうやって終わるか?」の部分はふわっとしたままの方も多いのではないでしょうか。
ですが「ハーフ&ハーフ」戦略にした場合は、「中心値」という明確な出口があります。
この点(出口戦略が立てられる点)は、他のFXブログ・サイトなどでは指摘している方は少なかったですが、私は大きなメリットだと感じています。
リピート系FXのハーフ&ハーフは売りスワップポイントが痛い
メリットは3点でしたが、デメリットは1点です。
それは昨日の記事でも書きましたが、「リピート系FX」の「ハーフ&ハーフ」の最大のデメリットであり、そして「ハーフ&ハーフ」が絵にかいた餅になってしまっている要因は「マイナススワップ」です。
私が過去にリピート系FXの「マイナススワップ」で痛い目に遭った体験談は、以下の当サイト限定特典の非売品レポートでも書きました。
当サイト人気のループイフダンとトラリピ、そしておすすめはしませんが「トライオートFX」の比較した表を作成したのでご覧いただきます。
*調査日 2020年7月27日。直近の1日分が付与された日で比較。1万通貨あたり。スワップポイントは日々変動します。
まずは「プラススワップ(スワップポイントの受け取り)」から。ユーロ円とスイスフラン円は売りポジションでスワップポイントの受け取りが発生します。
リピート系FXのスワップポイントに関してはいつ調査してもアイネット証券・ループイフダンが圧倒的に付与金額が大きいです。
では、次は「マイナススワップ(スワップポイントの支払い)」の比較表です。ユーロ円とスイスフラン円は買いポジションでスワップポイントの支払いが発生します。
ループイフダン (アイネット証券) |
トライオートFX | トラリピ | |
米ドル円 売りスワップ |
-50円 | -35円 | -99円 |
ユーロ円 買いスワップ |
-32円 | -32円 | -66円 |
英ポンド円 売りスワップ |
-25円 | -63円 | -33円 |
豪ドル円 売りスワップ |
-25円 | -56円 | -30円 |
NZドル円 売りスワップ |
-34円 | -55円 | -30円 |
カナダドル円 売りスワップ |
-15円 | -46円 | ±0円 |
スイスフラン円 買いスワップ |
-22円 | -45円 | 取り扱い なし |
先ほどの「プラススワップ」と「マイナススワップ」を比較していただくと、差額があることがおわかりいただけるかと思います。
これはスワップポイントの「さや」と呼ばれるもので、多くのFX会社ではこれが発生します。
個人的な主観ですが、「マイナススワップ」の支払額が1万通貨あたり、5円以下ぐらいなら、まだなんとか耐えられるというレベルです。
経験として、20円を超えるような支払いは、新規注文→決済注文の為替差益による利益をかなり削り、50円を超えるようだと、マイナススワップ貧乏になりかねません。
これは実体験として痛い思いをしているので、基本的にはスワップポイントの支払いが発生するようなポジションは、もうリピート系FXで運用は極力しないようにしています。
2022年以降、世界各国が利上げサイクルに進めば、スワップポイントの支払い金額が増えていく可能性もあります。
なので、通貨ペア数の多いアイネット証券・ループイフダンで、対円通貨ペア以外をからめて、スワップポイントの支払いが発生しないように工夫しているのです。
現在の私のループイフダン設定はこちら。
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スノーキーループイフダン設定 通貨ペア分散 2024年1月リライト
私が当ブログで公開しましたループイフダンでの設定例まとめは以下で公開しました。
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スノーキー ループイフダン 設定例 まとめ
リピート系FXのハーフ&ハーフを全否定はしない
私にとっては、リピート系FXの「ハーフ&ハーフ」のメリットよりもデメリットの方が大きく感じます。
*追記 その後、レンジ内で動いている通貨ペアなら、ハーフ&ハーフもいいなと考えが変わりました。
松井証券、トラリピの複数の通貨ペアのハーフ&ハーフ設定例は以下のリンク内で公開しています。
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スノーキー 松井証券 FX自動売買(リピート系FX) 設定例 まとめ
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スノーキー トラリピ 設定例 まとめ
ただ、前述したメリットもあるので、メリットとデメリットを天秤にかけて、どちらに大きく傾くか?は人それぞれだと思います。
リピート系FXの「ハーフ&ハーフ」を全否定するつもりはありません。
メリットが勝った方は、トラリピ、松井証券の「ハーフ&ハーフ」を活用されると良いかと思います。
実際に1000万以上の資金での運用経験もある私のリピート系FX比較サービスはこちら。
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リピート系FX(注文&自動売買) 比較
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