当サイト管理人のスノーキーこと小手川征也です。
アイネット証券の「ループイフダン」を始めるときに、初心者の方が迷いやすい設定の一つが「最大ポジション数」です。
最大ポジション数は、単独で「何個が正解」と決めるものではありません。設定値幅、運用資金、想定する値動き、取引数量、そして「損切りあり・なし」とセットで考える必要があります。
私は過去にループイフダンを実資金で運用し、300万円の豪ドル円設定なども公開してきました。この記事も最初は2019年に、その実運用経験をもとに書いたものです。
ここでは当時の実運用経験を残しながら、2026年現在の仕組みに合わせて、最大ポジション数をどう考えるかを整理します。
ループイフダンそのものの仕組みを先に確認したい方はこちらです。
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ループイフダンとは?仕組み・特徴・メリットを初心者向けに解説
結論|最大ポジション数だけで「何個が正解」とは決められない
先に結論です。
| 設定 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 最大ポジション数を少なめ | 必要となる自動売買証拠金や保有ポジション数を抑えやすい | 同じ値幅なら運用できる価格範囲が狭くなりやすい |
| 最大ポジション数を多め | 同じ値幅ならより広い値動きを想定しやすい | 必要資金や含み損が大きくなりやすい |
最大ポジション数を少なくすることにも、多くすることにもメリットとデメリットがあります。
私が一番重視するのは、最大ポジション数そのものではなく、「どの程度の値動きまで想定し、そのためにどれだけの資金を用意するのか」です。
特に「損切りあり」と「損切りなし」では、最大ポジション数へ到達した後の動きが違うので、ここを理解せずに数字だけ決めるのはおすすめしません。
最大ポジション数とは?設定値幅・損切りとセットで考える
「最大ポジション数」は、そのループイフダンで最大どの程度までポジションを保有する設定にするかを決める項目です。
最大ポジション数は必要資金にも影響し、同じ通貨ペア・同じ取引数量であれば、大きく設定するほど必要となる自動売買証拠金も増えていきます。
そして、最大ポジション数を考えるときに必ず一緒に見るのが「設定値幅」です。
アイネット証券では、
最大ポジション数 × 値幅(売買間隔)
を、ループイフダンが売買を繰り返すレート変動範囲を考える目安として説明しています。
例えば、最大ポジション数5・値幅1円なら、5円程度の値動きを想定するイメージです。
つまり、最大ポジション数だけを見て「10個だから多い」「30個だから少ない」とは判断できません。値幅が狭ければ同じ値動きをカバーするために多くのポジション数が必要になり、値幅が広ければ少ないポジション数でも広い範囲を想定できます。
ループイフダンの値幅についてはこちらで詳しく解説しています。
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ループイフダンの値幅はどれがいい?最適な設定の選び方を実運用経験で解説【FX】
もう一つ重要なのが、最大ポジション数へ到達した後の動きです。
| 設定 | 損失方向に運用範囲を超えた場合 | 特徴 |
|---|---|---|
| 損切りあり | 損決済しながら新しい注文を発注 | 相場へ追従する |
| 損切りなし | 新規注文を出さず既存ポジションを保有 | 相場へ追従しない |
「損切りあり」は、相場が想定範囲を超えた場合に損決済をしながら取引範囲を追従させます。
一方、「損切りなし」では、最大ポジション数まで到達すると新しい注文を出さず、既存ポジションを保有し続けます。
なお、買いと売りを同時に運用する「ループイフダンBS」は、損切りありのみです。
最大ポジション数を少なめにするメリット・デメリット
最大ポジション数を少なくする主なメリットは、次の通りです。
- 自動売買必要証拠金を抑えやすい
- 一度に抱えるポジション数を抑えやすい
- 資金量に合わせた設定を作りやすい
一方で、設定値幅を変えずに最大ポジション数だけ減らせば、「最大ポジション数×値幅」で考える運用範囲も狭くなります。
- 売買できる価格範囲が狭くなりやすい
- 損切りありでは損切りが発生しやすくなる可能性がある
- 損切りなしでは新規注文が止まりやすくなる
損切りありで運用範囲を極端に狭くすると、トレンド相場で損切りが繰り返される可能性があります。
損切りなしでは、自動損切りは行われませんが、最大ポジション数へ到達した後に新規注文が止まります。そして、保有中のポジションの含み損は、その後も相場が逆行すれば拡大する可能性があります。
そのため、「最大ポジション数を減らせば、運用資金そのものも同じ割合で減らしてよい」とは考えない方がいいです。
反対に、最大ポジション数を多く設定すれば安全というわけでもありません。
最大ポジション数が増えるほど、
- 必要証拠金が増える
- 保有する可能性のあるポジションが増える
- 相場が逆行したときの含み損も大きくなりやすい
「最大ポジション数を多く設定すれば安全」ではありません。
少なめ・多めのどちらを選ぶにしても、想定する値動きと資金をセットで考える必要があります。
2019年の実運用では「少なめ+損切りなし」も考えた
この記事を最初に書いた2019年には、私は一つの運用アイデアとして、
- 最大ポジション数をあえて少なめにする
- 損切り設定を「なし」にする
- 設定範囲を超えた下落等に耐えられる余裕資金は別に用意する
という考え方を紹介しました。
これは「必要資金を少なくできる裏技」という意味ではありません。
例えば買いのBタイプで相場が大きく下落した場合、新規ポジションが増えなくなっても、すでに保有している買いポジションの含み損は増える可能性があります。
そのため、最大ポジション数を減らして浮いた証拠金まで出金するのではなく、想定以上の値動きに備えた余裕資金を残しておく、というのが当時の私の考え方でした。
また、2019年当時、私はループイフダンを実資金300万円で運用しており、公開していた豪ドル円の設定例では最大ポジション数を「38」に設定していました。
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【リアル口座】ループイフダン 設定例 資金300万円 豪ドル円 2019年5月
この記事では2019年当時の実運用記録を一次情報として残しています。現在の為替レート・必要証拠金・売買条件とは時点を分けて見てください。
当時の「38」という数字そのものより、今も残したいのは、「設定値幅・最大ポジション数・想定する値動き・資金をセットで考える」という考え方です。
必要資金と最大ポジション数の決め方|私ならこの順番で考える
最大ポジション数を考えるときは、「取引証拠金」と「目安必要資金」を混同しないことも重要です。
最大ポジション数を少なくすれば、取引証拠金部分は抑えやすくなります。
しかし、リピート系FXでは相場が損失方向へ動いたときに複数ポジションの含み損が積み上がるため、「証拠金だけ用意すればいい」とは考えません。
現在は「目安資金表」に加えて、「ループイフダン資金シミュレーション」もあり、過去6か月・1年・3年の値動きや、必要目安資金、最大ポジション数、耐幅などを確認できます。
もちろん、過去3年間の値幅に収まったから今後も同じ範囲に収まる、という意味ではありません。過去の値動きは設定を考える材料の一つです。
私なら、最大ポジション数だけを先に決めるのではなく、次の順番で考えます。
- 運用する通貨ペアと売買方向を決める
- 過去の値動きと現在の価格水準を見る
- 設定値幅を比較する
- どの程度の値動きまで想定するか決める
- 必要な最大ポジション数と目安必要資金を確認する
- さらに余裕資金を確保できるか考える
「30万円しかないから最大ポジション数を5にする」というように、資金額からポジション数だけを先に決める方法はおすすめしません。
同じ5ポジションでも、設定値幅が10pipsなのか100pipsなのかで想定する運用範囲は大きく違います。
まず「どの程度の値動きを想定するか」を考え、そのために必要な最大ポジション数と資金を確認する方が分かりやすいです。
ループイフダンの現在の取引条件・限定特典はこちらです。
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まとめ|最大ポジション数は「値幅×資金×損切り」で考える
ループイフダンの最大ポジション数について、2026年現在の仕組みと、私自身の過去の実運用経験から整理しました。
- 最大ポジション数だけで何個が正解とは決められない
- 最大ポジション数×設定値幅が運用範囲を考える目安
- 少なくすると必要証拠金を抑えやすいが、運用範囲も狭くなりやすい
- 多くすると広い値動きを想定しやすいが、必要資金と含み損も増えやすい
- 損切りあり・なしで最大ポジション数到達後の動きが違う
- 必要証拠金だけでなく、想定含み損まで含めて資金を考える
私自身も過去の実運用では最大ポジション数を細かく設定してきましたが、大切なのは「何個にするか」という数字そのものではありません。
その最大ポジション数で、どの程度の値動きを想定し、どれだけの資金を用意するのか。
そこまでセットで考えるのがループイフダンのリスク管理です。
一方、「最大ポジション数」から運用範囲を考える方法より、自分で注文レンジや注文値幅を細かく設定したい方は、別方式のリピート系FXも比較してみるといいでしょう。
例えば「松井証券FX」の自動売買では、注文レンジや注文値幅などを自分で設定できます。
最大ポジション数ではなく、自分でレンジを決めて運用したい方はこちらも比較候補です。
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また、レンジと注文本数などを自分で組み立てたい場合は「トラリピ」という選択肢もあります。
「リピート系FX」全体を比較したい方はこちらです。
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の設定や金融商品の売買を推奨するものではありません。FXには為替変動、スプレッド拡大、スワップポイント変動、自動売買による複数ポジション保有、損切り・ロスカットなどによる損失リスクがあります。過去の値動きや設定例は将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。



